ナナ


胃捻転(胃拡張・胃捻転症候群)
突然発症し、文字通りお腹の中で胃がねじれ、又、それに伴い胃に分布する血管もねじれ、血流が遮断されてショック状態に陥り、
放置すると数時間で死亡してしまうこともある、緊急を要する病気です。
一般的にこの病気は、シェパード、ドーベルマン、セントバーナード、グレートテン、ボクサー、
ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバー等大型犬に見られる病気ですが、それ程頻繁にある病気ではありません。
しかし、万が一なってしまった場合、一刻を争う緊急疾患の代表と言える病気です。
しかも時間単位で死亡率もぐんぐん高くなってくる病気です。

胃捻転の原因は1つだけでなく、複数の要因が複雑に関係していると言われています。
その内のいくつかをあげてみます。

1.食事直後の散歩などはげしい運動
2.胃を支えている靭帯の伸び
3.食餌中のカルシウムとリンのアンバランス
4.胃下垂
5.脾臓(胃の横にある臓器で血液をためておく働きがある)の肥大
6.遺伝的素因

症状は、一般に食後1〜4時間以内に腹部が膨満し、吐きたくても吐けない状態が続きます。
更に症状が進むと呼吸が荒くなり、血圧が下がり、ショック状態に陥り死に至ります。
助かるか否かは一分一秒の差で決まると言っても過言ではありません。
特に大型犬の飼い主さんはこれらの症状を頭に入れておき、また、満腹で散歩されることのないように注意しておいて下さい。

※ 特に大型犬の老犬の場合、年齢を重ねるごとに胃を支える靭帯が伸びてきてしまっているケースでは、
それ自体、胃捻転を起こしやすい要因(原因:2)なので、胃にそれ程食べた物が入っていなくても、
胃捻転を起こすこともまれにあるので、ご注意下さい。


2008年1月28日

ナナが胃捻転になってしまいました(T_T)
7時半に近所の獣医さんに連れて行き、レントゲン、血液検査をし、とりあえず、看護師さんが来るまで生理食塩水の点滴をし、ゲージに。
でも看護師さんは、9時前に来るので、それまで手術しなくて大丈夫なのだろうか?

レオのときは時間が経ちすぎたため、壊死してた部分があり、肺機能まで影響したという経緯があり、今回は近くの獣医で手術をお願いしてきました。

胃捻転は時間との勝負!
そう思って近くの獣医で手術をお願いして来たが、9時過ぎまで手術をしないって本当に大丈夫なのだろうか?
いつも行ってる病院に連れて行ったほうがよかったのだろうか?

とにかく今は手術の成功とナナの生きたい!という気持ちに祈ることしか出来ないです。

さっき他の子たちに餌をあげたので、これから病院に行ってきます。


無事手術が終わりました。
皆さん後心配と、声援を送ってもらいどうもありがとうございました。

11時半に無事手術が終わりました。
手術自体は95%成功したと。

やはり恐れていた壊死が胃にあり、見える範囲で取り除いてくれたと言うことです。
それに胃壁にくっついていた毛細血管がいくつか切れたようで胃の中は消化物と血液交じりのどす黒い色だったと言うことです。

今日、明日の様子を見てでないと何とも言えませんが、ナナの事ですからきっと大丈夫です。



朝のナナの様子ですが、今冷静になって思い出すと、

5時に起きてリビングに入るとすでにナナは起きていました。
ソファーに座ってはいましたが、横になろうとせず、旦那様が5時半に出勤した後、キッズルームの出入り口でジーっとしていたり、旦那様のPC下で身動きもせずやはりジーっとしていました。
私は、台所で犬達の餌の準備をしだし、暫く見ていなかったのですが、PC前に座っていると私のところに来たり、なんだか落ち着かない様子。

土曜日のドッグラン、昨日のお出かけで疲れているはずなのに横になりませんでした。

7時過ぎたころまた私のところにやって来た時、上からナナを見たところお腹部分が膨らんでいました。
触るとすでにパンパンに。
パニクッテいて、獣医さんに電話しようと診察券を探すが、見つからず、即ナナを連れ近所の獣医さんへ連れて行ってきました。
家から獣医さんまで車で5分弱のところです。

病院と自宅が一緒になっているので自宅インターフォンを押し、暫くしたら病院の玄関が開き、即ナナを抱っこして診察室に運んでくれました。

まずは、レントゲンを撮り、血液検査。
レントゲンではレオのとき同様、胃が膨らみ真っ黒状態でした。
ガスと消化物がが溜まってる状態です。
血液検査の結果では、レオのときより状態がいいということでした。

ただ、看護師さんが来てから手術を始めるということで、かなり心配でしたが、なんとか無事手術が終わり、とりあえずはほっとしています。

でもまだ安心は出来ません。
レオのときも術後大丈夫!と思っていた矢先に肺機能の低下が見られ、持ち直す事無く亡くなりました。
レオとナナが重なって不安で一杯ですが、絶対大丈夫!と信じています。

ナナ頑張るんだよ。
レオもきっと見守っていてくれてるからね。



追加

皆さんどうもありがとうございます。

夕方犬友のオコさんが心配してきてくれました。
5時に旦那様が帰ってきたので、一緒に犬達の散歩を兼ねて病院へ行ってきました。

入院室に入るとナナはぐったりして立ち上がろうにも力が入らない様子。
点滴をしていたのでオシッコをさせるためいったん外に出すが、立ち上がることは出来るが、歩くことも出来ず、オシッコも出来ない様子。

胃が捻れただけでなく、血流もいったん遮断されていたので、血液中に毒素が出来、元に戻したとたん毒素と一緒に体中を駆け回ることもあるので、オシッコはさせないといけないと言うことです。
ナナは外でないとしない子なのですが、ゲージ内でしてくれるといいのですが。

ここ2・3日でどう様態が変わるか先生にも予想できないそうです。
でも先生の感触では大丈夫!でしょうと言うことです。
後は利尿剤を注射し、尿が出て毒素を外に出さないと。

ナナも精一杯頑張っています。
他の子たちも私たちの様子がおかしいことに気づいています。
そして病院の駐車場でナナの様子を見て、心配している様子です。
いつもより静かな夜を過ごしています。


next

inserted by FC2 system